片瀬諏訪神社例大祭

 片瀬諏訪神社例大祭は、その名の通り諏訪神社の祭礼です。片瀬地区には、上下の両諏訪神社があり計5台の山車は、いずれかの神社の氏子になっているようです。山車の構造は、近隣の鵠沼・辻堂あたりと同系統と考えられ、屋根の中央が吹き抜けになっており、往時には、一本柱の上に人形が上がっていたのだと思われます。山車以外にリアカーベース?の曳き物(こちらは、屋台と呼ぶらしい)にもお囃子道具を載せて演奏が行われます。お囃子は、鎌倉囃子ですが、町内巡行中?は、一斗缶を叩いたり、爆竹を鳴らしたりもします。江ノ島電鉄の沿線付近で行われるため、江ノ電の通過する後方に山車が並ぶ光景など、鉄道好きな方でも楽しめ、強引な山車の取り廻し、ぶんまわしなど見どころも多数あります。
※:管理人などは、江ノ電がついでですが、実際には、江ノ電主体で祭がおまけ的な見物人が多いそうです。



2011年8月27日

2017年8月27日
山車の取り廻し 片瀬の山車は、内輪型固定式の4輪です。近隣の鵠沼・辻堂も同等の構造ですが、鵠沼・辻堂は、補助輪的な物を入れて旋回するのに対し、片瀬では、力任せの強引な取り廻しが行われます。特に、湘南江の島駅付近から467号線へ出てくるところ、龍口寺前へ並べて行くところなどが見どころです。
※:鵠沼・辻堂でも、全台が補助輪を使用するかどうかは未確認です。
龍口寺前の勢揃い 上記の写真のように、龍口寺前の江ノ電線路手前に全5台の山車が夕刻に勢揃いします。山車と江ノ電のコラボは最大の見どころであり、山車好き、江ノ電好き両者にとって最大のシャッターチャンスでもあります。
※:残念ながら2011年は、天候が悪く、山車がビニールシートなどをかぶり、絵的にはいまひとつでした。日付固定の祭礼であり、中々都合がつかないため、何とも残念な結果となりました。
ぶんまわし 多地区の祭礼でも結構ありますが、片瀬の山車は回り舞台となっており(近隣の鵠沼・辻堂でも同様です。)、夜になってから横浜銀行前、三浦藤沢信金前などで勢いよく回されます。地元では、どうやら”ぶんまわし”と呼ばれているようです。本来は、取り廻しの不便さを補う目的の構造と思われますが、現在では、ただ単に”ぶんまわす”方が目的になっているような気がします。
地元の方の案内により効率的な祭見物ができたが、あんなところまで行って、土地の名物も食べず海も見ず。祭礼の休憩時間中に片瀬と腰越(こちらは、鎌倉市)の間あたりの酒屋で買った缶チュウハイを飲む(笑)。モノレールで行ったので、結局、江ノ電も乗らず。それにしても、江ノ電は普通に普通の電車が道路を走っている。よそ者にとっては、結構危なっかしく見える。
上諏訪神社
下諏訪神社(地図では、諏訪神社)
龍口寺前
片瀬諏訪神社例大祭 動画コーナー

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