砂の万灯

 砂の万灯は、東大宮駅近くの旧砂村(現住所は、東大宮)にある八雲神社の祭礼で市の無形民俗文化財に指定されています。日程は、特に定まっていないようですが、7月中〜末のどこかで(概ね、土曜か日曜)行われます。下の写真のように、7台(7本?)の万灯が地面にさされ、万灯の上には万灯人形が飾られます。万灯ですが、以前(電線架設前)は、担がれて近辺を廻ったそうですが、今では、地面にさされたままで動くことはありません。万灯人形は、山車人形と比べると小さめです。観客は、地元の人たちが主体で、いかにも村の鎮守のお祭といった雰囲気です。



2007年7月16日


2016年7月17日
万灯人形 万灯人形は、山車人形と比べると小さめですが飾られる位置自体が低いことと、7台(7本?)も等間隔に並べられるため中々見応えがあります。特に、周りが暗くなると、大宮近辺とは思えないくらい幻想的光景です。
万灯 人形を除いた万灯部分も、彫刻が施されています。2007年は、人形に気を取られ、ろくに見ることもありませんでしたが、次の見物では、もう少し詳細に眺めてみます。
2007年の写真では、赤埴源蔵重賢となっている赤穂浪士の人形は、襟に書かれている名前を変えるだけで、誰にでも変身してしまうようだ。着物の模様から考えると、新撰組でも行けそうだ。本村組の神武天皇にも変身疑惑(アルバムの2007年参照)があるが、確証はない。それにしても、浅野匠頭は、この手の人形に相応しいとはとても思えない。大石内蔵助ならわかるが・・・。制作当時の有力者に忠臣蔵好きの人物でもいたのだろうか?
※:「砂の万灯」の書籍を調査したところ、上記の万灯人形に関する疑問も管理人的には納得しました。
  ついでなので、「砂の万灯」に各部名称や当時(1980年頃)飾られていた万灯人形等をまとめて見ました。
  以下よりお入り下さい。
  → 砂の万灯の構成
八雲神社 ※:地図上では、砂神社と表示されます。

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