腰越小動神社天王祭

 腰越小動神社天王祭は、鎌倉市腰越地区にある小動神社の祭礼です。7月第1日曜~第2日曜の間が祭礼期間で、山車が繰り出すのは、本祭(第2日曜)前日の土曜日夕方です。山車は、全部で4台あり、近隣の片瀬、鵠沼、辻堂等と同系統の湘南型と呼ばれる物です。本来は、一本柱で後方より山車人形を上げていたようですが、現在では、会所等に飾り置かれ、山車に載せられて曳かれることはないようです。(※)お囃子は、鎌倉囃子で湘南地方に広く伝えられているお囃子です。山車人形は、鎌倉らしく源氏をモチーフにしたものが多く、素人目にも素晴らしいものでした。ただ残念なことに、いずれも作者不明とのことです。江ノ電が道路上を通る区間(電車道)が、祭の中心区間でもあり、江ノ電と山車のコラボも見どころです。
※:まれに、山車上に人形を載せて飾り置かれることもあるようですが、今のところ、下写真神功皇后下の古写真のような、完全型ではないようです。なお、山車の古写真は、甲州屋酒店に飾られていますので、缶ビールを買うついでに見ることが可能です。



2016年7月9日
山車人形 山車人形は、須佐之男命、神功皇后と応神天皇を抱く武内宿禰、源頼朝と御所五郎丸、八幡太郎義家と鎌倉権五郎景政、源義経と弁慶があり、鎌倉らしく源氏をモチーフとした人形が多く、殆どが二人立ちとなっているのは、山車の構造上、スペースが広く取れるためだと思われます。今では、会所等に飾り置かれていますので、山車人形を探しながら、腰越の町中をぶらつくのも一興だと思います。人形は、すべて作者不明との事ですが、いずれも素晴らしいものです。
電車道 腰越の町中が闇に包まれる頃、各町の山車は、江ノ電の通る、電車道に出てきます。江ノ電と山車のコラボは、山車好きにも電車好きにも満足できる見どころです。また、シャッターチャンスでもあります。まあ、暗いのでよい写真を撮るのは難しいですが・・・。
ぶんまわし 腰越の山車は、回り舞台となっており、各町の巡行中や電車道等で勢いよく回されます。地元では、”ぶんまわし”と呼ばれており、見どころとなっています。
※:近隣の片瀬、鵠沼、辻堂等でも”ぶんまわし”は、行われます。
腰越小動神社天王祭では、山車の曳き廻しが始まるのが夕方で、町内によっては、大分遅くなるため遠方在住の人間には中途半端な祭見物になってしまった。電車道での江ノ電と山車のコラボが見どころになっているが、江ノ電があそこを走っている限り、完全型での山車の曳き廻しは無理なんだろうなぁ。
小動神社
電車道
甲州屋酒店
134号線(サンクス脇)
小動神社天王祭 動画コーナー

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