よりい秋まつり

 よりい秋まつりは、寄居町の宗像神社の祭礼で11月第1日曜と前日の土曜日に行われます。5台の山車(人形を載せられるタイプ)と2台の笠鉾(花笠を飾るタイプ)があります。詳細はわかりませんが、山車・笠鉾とも歴史を感じさせ、山車・笠鉾とも他に例を見ない形状でまさに寄居型としかいいようがありません。お囃子は、神田囃子系のようですが、管理人にはさんてこ系のお囃子に聴こえました。摺鉦は、小さなものが1個で手に持つのではなく、吊るされて使用されます。ちょっと前までは、人形が載せられることはなかったようですが、近年、修復された人形が載せられるようになりました。今後も、人形の載っていない山車に人形を載せる計画があるようです。車輪は、可動式三輪が使用されています。後輪の付いている位置から考えると、昔は二輪だったのかと思わせます。熊谷型の三輪との関係は??。それ程の人出でもなく、露店等も殆ど出ていませんが、祭を発展させようという地元の意気込みが伝わってきました。



2007年11月4日

2008年11月1日

2009年11月1日


2010年11月7日

2013年11月3日

2015年11月1日
山車・笠鉾 一応、山車・笠鉾としましたが、形状的に山車は、江戸型とはまったく違う物で、笠鉾も秩父方面のものとは、異なります(笠鉾は、ある程度の影響を受けてそうだが・・・)。写真だけでは、形がわかりづらく、やはり現物を見るのが一番です。彫刻等も多用され歴史を感じさせます。詳細は、わかりませんが、かなり古い物だと思われます。
山車人形 山車人形は、現在、上の写真に写っている 野猿・諫鼓鳥・関羽があります。いずれも、最近、修復されたものらしく、祭を発展させようとする意気込みが感じられます。石橋の人形とかも部分的に残されているそうなので、4体目の山車人形が修復され山車の上で見られるのも近いのかもしれません。
※:2009年、猩々の人形が載せられましたが、痛みが酷く取り敢えず載せられる
 状態にしたといった感じでしたが、2010年、熊谷長野人形店六代綱季師の手により
 修復されました。(2010年の記事参照)
寄居の山車・笠鉾は、三輪だ。当然、運転手は乗らず、横に付いた人が梶棒を操作していた。山車・笠鉾が古く、後輪の付いている位置から考えると本来、二輪だったのでは?実は、熊谷型三輪のルーツだったのかも?
《追記》:他のホームページ等を検索の結果、どうやら、大正末期に二輪から三輪に改造されたようだ。
 と、言うことは、熊谷が寄居に影響を与えたのかもしれない。大正末期は、まだ、運転手付きではなかったのか?
 また、両タイプがあったのか?謎だ。
よりい会館
宗像神社
よりい秋まつり 動画コーナー

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