辻堂諏訪神社例大祭

 辻堂諏訪神社例大祭は、その名の通り、藤沢市辻堂諏訪神社の祭礼で、7月26日、27日に行われます。諏訪神社付近の四つ角を基準にした東西南北の町内から4台の湘南型山車が出されます。湘南型の山車は、昇降装置の付いていない一本柱の上に人形を載せるタイプのため、巡行中は人形を載せず、宮入してから人形を立てます。お囃子は、鎌倉囃子が基本のようで、踊りは行われていませんでした。車輪は、小さな固定式の四輪で補助輪のようなものを差し入れて旋回します。人形を立てた状態の山車は、見かけ上、四層になり高さもあるため、見応えがあります。



2008年7月27日

2013年7月27日
山車人形 4町ともに立派な山車人形が載せられますが、すべて作者不詳だそうです。前述のように人形は宮入してから立てられるため、各町内から諏訪神社への人形(幕、高欄部分等含む)の運搬には軽トラックが使われていました。飾り置きされている訳ではありませんが、軽トラックの荷台上等、間近で人形を見ることも可能です。
東町:源頼朝
西町:八幡太郎源義家
南町:武内宿禰
北町:神功皇后
人形立て(下ろし) 諏訪神社内では、宮入した山車の人形立て、競演終了後の人形下ろしを見ることができます。一本柱上の人形を昔ながらの方法(言葉で表現するのは難しい)で立てられる(下ろされる)様子は、他では、見られない(管理人の知る限り)見どころです。
四つ角での曳き合わせ 諏訪神社付近の四つ角では、宮入前に東西南北4町での曳き合わせが行われます。間違いなく見どころの一つだと思いますが、四つ角自体が非常に狭いため、山車の後にいると、他の町内の山車すら見れません。
諏訪神社での競演、ぶん回し 諏訪神社内では、人形立てが終わった後、東西南北4町によるお囃子の競演が行われます。湘南型の山車は、廻り舞台となっているため、競演の時には結構な勢いで廻り舞台を回転させます。競演の時間も長く、最大の見どころです。なお、山車の回転ですが、地元では、ぶん回しと呼んでいるようです。
※:地元の方のお話によると、廻り舞台は、台車部分に円形のレールが敷かれ、舞台側にベアリング車輪が組み込まれているそうで、ベアリング装備によりかなりの勢いでの回転が可能になっているそうです。
四つ角での曳き合わせでは、東町の後になってしまったため、実際には何をやっているのかよく見えなかった。次回の見物では、位置取りに気をつけなければ・・・。2013年も同様の状態。場所が狭いので部外者が曳き合わせの中心部に潜入するのは無理がありそうだ。
諏訪神社
辻堂諏訪神社例大祭 動画コーナー

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