とちぎ秋まつり

 とちぎ秋まつりは、神社の祭ではなく、明治7年の神武祭典を起源として、おおよそ5年ごとに開催されてきましたが、2008年より隔年で11月中旬の土曜・日曜に開催されることになりました。江戸型山車7台と他の形式(一台は、宇都宮型)の山車2台があり、すべての山車が県指定か市指定の有形民俗文化財になっています。お囃子は神田囃子系で近隣の鹿沼と似ているように感じました。車輪は、固定式の三輪または、四輪で前輪を持ち上げて旋回します(中には、キャスターを使用する山車もある)。山車・山車人形共に素晴らしい物が多く、山車好き・山車人形好きにとっては、まさに”たまらない”祭です。



2006年11月18日

2008年11月16日

2010年11月14日

2014年11月16日


2016年11月12日
山車 栃木にある江戸型の山車は、けっして大きい物ではありませんが、まさに江戸の祭を彷彿させる見事な物です。中には、天王祭九番として曳かれていた山車(倭町三丁目静御前)もあり、錦絵そのものと言ってもいい姿見られます。
山車人形 栃木には、原舟月作の人形が多数残されています。万町の一丁目・二丁目・三丁目には、2体(胴は共用される)の山車人形があり、特に三国志(劉備・関羽・張飛)の人形は、素晴らしいものです。また、大きな諫鼓鳥(泉町)も見物です。
※:万町三丁目には、他に太閤秀吉の人形がありますが、大きすぎて山車に載せられなうため、山車会館に飾られているようです。
山車巡行 蔵の町大通りが通行止めになると、山車は、この大通りを行ったり来たりと巡行を します。山車が入り乱れたり、一直線に並んだりするさまは、何とも壮観です。なお、蔵の町大通りは、道幅が広く、見物しやすいのもうれしいところです。
ぶっつけ 山車の巡行中、交通規制区間の端の方等、所々でぶっつけ(お囃子の競演)が行われます。数台の山車が並んだり、向かい合わせになったりして行われるぶっつけは、大きな見どころです。
※:上の写真もぶっつけの様子です。
万町三丁目の山車人形は、首がすげかわるだけで、胴体・衣装等同じ物を使用されているそうだ。パンフレットを見ると確かに同じ格好をしている。万町一丁目・二丁目は、衣装もポーズも違う。だが、相互リンクさせていただいている祭だ!屋台だ!には、胴を共用している旨の記述があるため、衣装・手等は、別の物らしい。
蔵の町大通り(中央部)
とちぎ秋まつり 動画コーナー

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