玉村ふるさとまつり

 玉村ふるさとまつりは、本来、玉村八幡宮の祭礼と思われますが、群馬県南部に多数ある"ふるさとまつり"の名前からもわかるように、市民まつり(町民まつり)として定着しているようです。四丁目〜七丁目までの各屋台があり、五丁目、六丁目は、新旧二台の屋台を所有していることから、計六台の屋台が参加します。屋台運行以外にも、神輿・子供神輿、だんべえパレード等の各種イベントも行われるようです。屋台は、全般的にわりと簡易な造りですが、五丁目・六丁目の旧屋台は、大型で彫刻も多用された見応えのあるものです。お囃子は、俗にさんてこ囃子と呼ばれるもので、締め太鼓が四太鼓で立ったまま演奏するのが印象的でした。なお、お囃子は屋台の後ろ側で行われており、前面には、人形が飾られます。町内巡行を小一時間程見ただけでしたので、詳細はわかりませんでしたが、大型山車の取り廻し、ぶっこみ等、気になることも多く、興味深い祭です。



2015年7月25日
大型屋台 五丁目・六丁目所有の旧屋台は、いずれも巨大です。車輪は、固定式の四輪で車輪は大八車。また、白木造りで彩色はされていませんでした。見た目は世良田辺りと似た感じですが、廻り舞台になっていたり、脇障子が付いていたりと、構造は大分違う?ようです。取り廻し方法は、確認できませんでしたが、角材が舞台下に置かれていたようなので、秩父方面で言うところのギリ廻しが行われるのかもしれません。
ぶっこみ 玉村では、叩き合いのことを”ぶっこみ”と呼びます。未確認ですが、祭会場の各所で全町(五丁目・六丁目の旧屋台が参加するかは?)でのぶっこみが行われるようです。
※:町内巡行でも、屋台が近づいた時には、ぶっこみが行われていました。
屋台人形 玉村では、お囃子は屋台の後ろ側で行われており、屋台の前面には、人形が飾りつけられます。人物単独の場合もありましたが、大体は、物語の一場面をかたどっているようで、複数の人形が飾られていました。
玉村町は、鉄道が通っておらず、交通の便が悪い。今回は、たまたま車を出してくれた人がいたので、問題なしだが、公共の交通機関だと新町駅辺りからバスになりそう。江戸期作の二台の屋台は、大型で立派なものだ。やはり、玉村も養蚕で栄えたのだろうか?また、大型の屋台は、固定式の四輪だったので、取り廻し方法が気になる所。また、行かなければ・・・。
玉村町役場
玉村八幡宮
玉村ふるさとまつり 動画コーナー

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