渋川山車まつり
渋川山車まつりは、八坂神社の祭礼で8月中頃の金(宵祭、山車の運行はないようです)・土・日に隔年で行われます。正確には、何台あるのかわかりませんが、2008年には、19台の山車が参加しました。お囃子は、さんてこ系のお囃子で中型の鉦が3個程使用されます。また、長胴太鼓の叩き方が独特で見どころの一つとなっています。車輪は、基本的に前輪が小さめな可動式四輪(中には、固定式四輪もある?)であり、ゴムタイヤを巻いた車輪を持つ町内もあります。坂の多い町並みを生かした演出等、色々と特徴があるお祭です。 ※:渋川では、他の祭で見られるように、代用品としてのゴムタイヤでなく、坂の多い町に合わせた利便性からゴムタイヤを採用しているようです。ですから、ホイールの部分は、普通の山車車輪で、その上にゴムタイヤを被せたような形状をしています。 |
山車・山車人形 | パンフレットによると、山車の制作年、山車人形の作者等が掲載されていませんでしたが、山車は、高崎・鴻巣あたりから購入された物もあり、基本は江戸型ながら、見かけ上複数のタイプに分類できそうです。山車人形も余所から購入されたものなど、かなりの歴史を感じさせる物から、最近の制作と思われる物までさまざまです。 |
勢揃い | 渋川では、国土交通省前(土曜日)、新町五差路(日曜日)に全町の山車が勢揃いします。大きな広場ではないので、一列や扇型の並びはできませんが、壮観です。 |
八幡坂上り下りパレード | 国土交通省前の勢揃いから、八幡坂上り下りパレードは、最大の見どころだと思います。坂を曳き上げ前の揉み合い、蛇行しながらの曳き上げ等、町内ごとに曳き方には、工夫・こだわりがあるようです。あばれ山車の異名を持つ所以です。 |
お囃子の撥さばき | さんてこ系のお囃子では、結構おなじみですが、締め太鼓の撥さばきには、各町独特のものがあるように感じられました。また、長胴太鼓は、柱に体を括り着けて、泳ぐように?叩く、渋川独特の方法で演奏されます。 |
祭の特性上、町内ごとの参加人数が多いようだ。勢揃いの地点などでは、観客をはるかに凌駕する祭関係者でごったがえしていたような気がした。祭期間中、渋川は祭関係者の里帰りによりかなり人口が増えているに違いない。それだけ、渋川出身者にしては、欠かせないイベントなのだろう。事実、祭関係者はみんな非常に楽しそうだった。 | |
国土交通省前 四ツ角 新町五叉路 |
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渋川山車まつり 動画コーナー |