小鹿野春まつり

 小鹿野春まつりは、小鹿野町の市街地で4月第3金・土曜日に行われる小鹿神社の祭礼です。2台の秩父型屋台と3層の笠を飾る2台の笠鉾が「ホーリャイ」ではなく「ワッショイ」の掛け声と共に曳き廻されます。屋台は、秩父夜祭に匹敵する巨大で豪華なもの。笠鉾は、通常行われる祭では、秩父地方で最も高く(秩父夜祭の笠鉾は特別な理由がない限り笠を付けることはない。)屋台・笠鉾共に埼玉県指定有形民俗文化財となっています。屋台・笠鉾は手入れもよく、見応えたっぷりです。お囃子は、当然”秩父屋台囃子”です。屋台・笠鉾は、小鹿神社と旧拝殿(小鹿野町役場の裏あたりにある)の間を巡行しますが、進行方向は、1年ごとに交替されます(注参照)。なお、小鹿野町には鉄道が通っていないため、西武秩父駅・秩父駅からバスで40分程と首都圏からかなり遠いですが、わざわざ足を運ぶ価値はあります。
注):奇数年 午前中に小鹿神社に曳き揃え 休憩後 旧拝殿方向に巡行。
   偶数年 午前中に旧拝殿前に曳き揃え 休憩後 小鹿神社方向に巡行。
   ※:笠鉾・屋台の巡行方向は、奇数年・偶数年で決まる訳ではなく、前回の進行方向と逆になるそうです。
     2011年は、震災の影響で中止になったため、奇数年と偶数年の巡行方向が切り替わり、2012年は、午前中に小鹿神社へ
     曳き揃えられます。



2007年4月21日


2008年4月19日

2009年4月18日

2010年4月17日

2012年4月21日

2013年4月20日

2014年4月19日

2015年4月18日

2016年4月16日

2017年4月15日
屋台・笠鉾 屋台・笠鉾ともに、県の有形文化財に指定されており、見応えたっぷりです。秩父夜祭は日付固定で行きづらいですが、小鹿野は金曜・土曜に行われるので、秩父型の屋台・笠鉾を見るチャンスです。この曳き物を見るだけでも足を運ぶ価値はあります。特に、笠鉾の高さには注目。
所作(曳き踊り) 巨大な屋台の舞台を使用した所作(曳き踊り)は見応えありです。山田の春祭りでも紹介しましたが、カメラマンには大人気です。
※:最近は、全く見ていませんでした。2014年では、屋台に所作を行う女性、三味線を演奏する方達が屋台に乗っていなかったような気がします。もしかしたら、行われなくなったかもしれません。
小鹿野歌舞伎 小鹿野歌舞伎は、金曜日には、屋台に張出舞台を組み上演され(見たことないが・・・)、土曜には、常磐屋前(詳細は、小鹿野町のホームページ参照)で行われます。歌舞伎好きな方は、必見。
ぬいぐるみ 小鹿野では、少女の手古舞が巡行の先導をしますが、シャンシャンとリズムを刻む金棒等に、おそろいのぬいぐるみ?が付けられたりするようです。毎年、何らかの趣向があるようですが、何とも微笑ましい光景です。
大鳥居を潜る笠鉾 小鹿神社方面に国道を渡ると、大鳥居があります。この鳥居を10mを超える笠鉾が潜る光景は、迫力たっぷりで要注目です。あの高い花笠(万灯の横)上にも人が乗ったりしてますが・・・。
小鹿神社への曳き上げ 屋台・笠鉾は、大鳥居を潜ったあと、小鹿神社に曳き上げられます。実は、小鹿神社前は、結構な勾配になっており、要注目のポイントです。小鹿野の団子坂といったところでしょうか。
ギリ廻し 小鹿野春まつりでも笠鉾・屋台の方向転換は、ギリ廻しにより行われます。笠鉾・屋台の持ち上げ方も色々あるので、見比べて見るのも楽しいものです。
小鹿野ではちょっと前まで、電線に引っかかるため、切り詰めた状態で笠鉾の巡行を行ってたらしいが(通称、おかっぱ笠鉾と呼ばれたそうな)、電力会社の協力により、電線を高く張り直され本来の姿での巡行が可能となったそうだ。熊谷でも17号の歩道橋を撤去すれば、鉾を上げっぱなしで巡行できるのに・・・。
なお、今でも笠鉾の巡行経路に事情を知らない業者が低く電線を張ってしまい、行く手を阻まれることがあるらしい。

ここ数年、屋台の所作を見ていなかったようだが、もしかしたら、行われなくなったのだろうか??
小鹿野町役場
小鹿神社
小鹿野春まつり 動画コーナー

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