見どころ・聴きどころ(7月21日)

■上熊谷駅前4町叩き合い
(彌生町区、荒川区、鎌倉区、伊勢町区)
行われる確率:90%?
 巡行祭に先立ち、上熊谷の駅前では、近隣4町による叩き合いが行われます。彌生町区、鎌倉区は、この叩き合いのため、わざわざ踏切を越えて上熊谷駅前にやってきます。21日は、ここから見物をスタートしたらどうでしょうか? 時間の目安は、概ね12時です。まず、行われると思いますが、駅前の状況(駐車車両の数等)によっては、別の場所になるかもしれません。
 叩き合い前に、荒川区と伊勢町区は、上熊谷駅周辺を軽く巡行。2007年撮影。  まずは、鎌倉区が駅前につける。2007年撮影。

 上熊谷駅前叩き合いの2枚。すぐ後が駅で、離れて撮影できないため、フレームには4台が収まりきれない。2007年撮影。
 久々に見物した巡行祭前の上熊谷駅前の叩き合いは、籠原本町の特別参加により、例年と違い5町の叩き合いとなった。スペースの関係からか、このような形で並んだ。どちらにしろ駅前が狭いので、中々全部の山車・屋台をうまい具合におさめるのは難しい。2012年撮影。
※:久々の見物のため、近年の動向は定かではありませんが、2012年は、このように、駅舎を背に並びました。

■巡行祭 山車・屋台のUターン・すれ違い
行われる確率:100%
 巡行祭は、まずは八木橋前の交差点から開始されますが、まずは、本石区・石原区を除く10町で石原方面に巡行されます。本石区・石原区は、石原の歩道橋手前で巡行してくる山車・屋台を待ち構えます。この、2町の屋台の前を10町の山車・屋台は、次々とUターンしながらすれ違っていきます。17号国道の全4車線を通行止めにしたからこそできる場面です。なぜか、石原方面で山車が鉾を上げることはありませんが、それを差し引いても壮観の一言です。時間の目安は概ね13時半です。
※:2012年は、本石区・石原区も八木橋前(巡行祭スタート地点)から巡行祭に参加したことから、隊列を組替えながらの全町
  (籠原本町を含む13台)叩き合いとなりました。
また、この場で全部の山車(6台)の鉾・人形が上げられるなど、何から何まで
  異例ずくめと言ってもよく、今後もこのような形での運行が行われるかは定かではありません。2013年/2014年は、例年通り
  実施されました。今後も、山車・屋台の更改、新たな町区参加等、特別なことががなければ、このようなことはなさそうです。
 定位置で他の10町を待ち構える本石区と石原区。幣束は、既に受領済。写真はすべて2005年撮影。
 2町の前でUターンする鎌倉区。なお、この年は鎌倉区が年番。

 八木橋方面からやってくる山車とすれ違う。



 年番町である鎌倉区は折り返しているが、まだ、本石区・石原区の定位置に向かう山車・屋台はある。山車・屋台が入り乱れる。


■巡行祭 行宮参り
行われる確率:100%
 行宮参りとは、巡行祭中に行われる行事で、お祭り広場西側に設置された仮宮に年番町から一台一台お参りし、御祓いを受け幣束を受け取ります。御祓いには、それなりの時間が掛かるため、各町区のお囃子をじっくり聴くことのできる絶好のポイントとなります。なお、本石区と石原区は、石原の八坂神社で幣束を受け取っているため、ここでは、御祓いを受けるだけです。巡行祭の進行、お祭り広場にやってくるまでに行われるイベント等により異なりますが、時間の目安は、概ね14時半です。
 行宮参り前の仮宮の様子。写真では、見えないが、奥には神輿が安置されている。2007年撮影。  お参りをする鎌倉区。この後、幣束を受け取り、屋台に取り付ける。お参りの写真は、いずれも2004年撮影。
 こちらは、櫻町区。御祓いを受ける時の祭関係者の様子。


 石原区は、幣束は受け取り済のため(大胴下に取り付けられている)、御祓いのみを受ける。

■銀座での遠い2町の叩き合い(銀座区、本石区)
行われる確率:70%?
 巡行祭が終了後、各町区は、途中で叩き合いをしたりしながら、自町区へ帰還します。こんな時間帯に変わった2町叩き合いが、17号国道からやや南で行われます。2〜3町ぐらいの叩き合いは、本来、隣接した町区と行われますが、銀座区は、祭区間の最も東側、本石区はかなり西側となります。つまり、普通は行われない組み合わせなのです。しかも、帰りがけのついで的ではなく、本石区がわざわざ、そこまで移動して行われる感じです。以前、本石区の見返り幕は、銀座区の組頭がデザインしたような話を聞いたことがあり、そのあたりが、この叩き合いが始まったきっかけかもしれません。巡行祭終了直後なので、16時10分が時間の目安でしょうか。
※:2013年は、荒川区のこの辺りにやってきましたが、某所へ向けた奉納囃子が終了後に、離脱したため、通常通り2町の
  叩き合いとなりました。巡行祭の運行状態に左右されるのは間違いないですが、今後もこんな感じになりそうです。
 叩き合いに向かう銀座区(左)と2町叩き合い(右)の写真。2005年撮影。
 ある理由により、新造された荒川区の新山車も銀座の裏道へ。荒川区は、本石区の脇をすりぬけ、目的の場所へ。何と、こんな狭い所でも鉾を上げ始めた。なお、写真には写ってないが、銀座区の山車も確か荒川区の前に居たと思う。2012年撮影。

 某所へ向けて奉納囃子中の荒川区(左)と荒川区が離脱後に行われた銀座区と本石区の叩き合い(右)。荒川区が先に到着し、続いて到着した本石区は、待機。荒川区離脱後に銀座区が到着し、叩き合い的な流れでしたが、巡行祭の並びに左右されそう。2013年撮影。

■17号国道夕刻 山車・屋台の飾り置き
行われる確率:100%
 巡行祭終了後、夜の部が始まるまで、17号国道上には、殆どの町区の山車・屋台が飾り置きされます。雨が振っていなければ、山車は、鉾を上げ人形を出した状態で置かれます。山車・屋台の彫刻や人形をじっくり見たり、写真撮影したりするのに絶好です。時間の目安は、16時半〜18時程度です。
 駅前通りとの交差点よりやや西側に飾り置かれた筑波区。2008年撮影。  荒川区も自町区に戻らず17号国道上に飾り置きされた。2008年撮影。
 仲町区も定位置ではなく、17号国道上に。2008年撮影。


 石原の歩道橋付近に飾り置きされた石原区。この辺りまで来ると人もまばらなので、じっくりと彫刻を眺めることができる。2008年撮影。
■17号国道連続叩き合い
行われる確率:100%
 21日夜には、17号国道を中心とした一大祭絵巻が繰り広げられます。次から次へと繰り広げられる叩き合いの連続は、まさに圧巻の一言です。こうして数町の叩き合いを繰り返しながら、八木橋前に全12ヶ町が集合し、全12ヶ町の叩き合い。一台一台、鎌倉町通りを移動して鎌倉町広場での全12ヶ町叩き合いに繋がります。まあ、こんなことができるのも熊谷型の運転手付き可動式三輪のおかげですかね(何回も同じ事言ってるような気がしますが・・・)。時間は、夜の部全般です。時間は、18時半〜20時でしょうか。
 第貳本町区、筑波区の叩き合い。場所は?だが、後にマロウドインが写っているようなので、どうやら銀座らしい。2005年撮影。今までの経験上、山車は、一端(例外あり)銀座方面に行き徐々に八木橋方面に移動して行くようだ。
 識別ができるのは、第壱本町区、筑波区、銀座区か?筑波区の奥に写っているのは、多分、第貳本町区だと?。この時点でもまだ鉾は上げられない。左と同じく2005年撮影。

 こちらは、石原方面に集まった屋台(櫻町区、本石区、石原区)。この年は、天気はいまいちだったが、多くの屋台・山車(山車は、仲町区のみ)が石原方面に集まった。この写真以下、2006年撮影。
 石原方面での5町叩き合い、ちょっとしか見えないが、仲町区は鉾を上げた。通常は、連続叩き合いは、本町方面が中心のため、今後見られるかどうか??な貴重な場面。
 荒川区、伊勢町区もやってきた。これで7町集合。

 写真には、4台ぐらいしか写っていないが、多分、7町の叩き合い??
※:注意!!2006年は、石原方面に多く(7台)集まりましたが、今までの経験上だと、本町方面に多くの山車・屋台が集まります。
  通常は、石原方面は、多くても4台です。
■4ヵ町並列巡行
行われる確率:いまのところ0%?
 上記の『17号国道連続叩き合い』で紹介した通り、山車・屋台は、最終的に八木橋前に全台が集まります。で、八木橋より西の地区では、伊勢町区・櫻町区・本石区・石原区の4ヵ町が叩き合いを繰り返しながら、八木橋方面に向かうパターンが多いようです。4ヵ町が八木橋西側に揃った時のみ、八木橋方面に17号国道を並列しての巡行を見ることができます。上り下り4車線ある17号国道を通行止めにするから見られる光景です。但し、2006年は、石原地区での巡行祭中の叩き合いが中止になったことのトレードオフから多くの町区が石原方面に集まり(ある意味では、これも珍しい光景)、2007年以降は、伊勢町区が本町方面に行ってしまっているため、見ることはできませんでした。残念ながら今後もどうなるかは??です。時間は、19時50分あたりだと思います。
※:現在では、3町並列巡行になっていますが、このようなこともあったという意味で記事は残しておきます。
 石原地区での4ヵ町叩き合い。このような叩き合いを繰り返しながら八木橋方面に向かい、最終的には4ヵ町の並列巡行を行う。2005年撮影。
 4ヵ町並列巡行。4台並ぶと、フレームに入りきれない。東方面の連続叩き合いを見た後でも早めに八木橋方面より西に移動すれば見ることができるかもしれない。但し、4ヵ町が西側に揃うことが条件となる。こんなことができるのも、4車線道路を通行止めにできる熊谷ならではだ。2005年撮影。
 現在では、櫻町区・本石区・石原区の3町での並列巡行となっている。今後、4ヵ町での並列巡行が復活するかどうかは?
2011年撮影。 
■全町鎌倉町通りへ
行われる確率:いまのところ100%
 八木橋前での全町叩き合いを終えた後、鎌倉町広場での全町叩き合いに向け、山車・屋台が人波をかき分け鎌倉町通りに突っ込み、1台・1台巡行します。この時の鎌倉町通りは、行宮参りと共に各町のお囃子を聴く絶好のポイントで、叩き合いから叩き合いへの移動であるため、行宮参りとは一味違う戦闘モードとも言えるお囃子を楽しむことができます。なお、ここ数年の状況から年番に関係なく地元の鎌倉区が先頭を切って突入するようです。時間の目安は、概ね20時半です。
 まずは、地元の鎌倉区から突入してくる。年番に関係なく鎌倉区から突入するのが習わし?になっているらしい。鎌倉区は、鎌倉町広場での全町叩き合いの時、通常は、星川を背に並ぶ。2008年撮影。  こちらは、荒川区。叩き合いから叩き合いへの移動のため、お囃子の音も一際大きい。2008年撮影。
 これは、突入後の全町叩き合いの写真。鎌倉区は例年通り先頭で突入してきたが、星川を背にせず、星渓園を背に並んだ。星川を背にしたのは年番の荒川区。年番&新山車制作を記念して定位置?をゆずったのかもしれない。2012年撮影。

■弥生周辺での連続叩き合い
行われる確率:いまのところ100%
 鎌倉町広場での全町叩き合い終了後、各町区は解散します。但し、これで終わりではありません。この後、弥生周辺の複数の交差点で相手を変えながら4〜6町規模の叩き合いが繰り返されます。同時に複数箇所で行われるので全部を見るのは不可能ですが、2,3箇所を見ることができそうです。なお、徐々に駅方面に移動しながら、1台・1台離脱し、最終的には筑波区と銀座区だけになります。この2町のどちらかについていけば、必然的に熊谷駅にたどり着けます。時間の目安は、20時50分〜21時すぎです。
※:2007年までは、鎌倉町広場の全町叩き合い終了後、自町区に戻っていた石原区が、2008年この連続叩き合いに参加しました。これで、この界隈のどこかに全町区の山車・屋台がいることになります。
 ドーンデンキ前での2枚。この時は、どうやら5町の叩き合いだったようだ。こんな感じの叩き合いが複数の周辺交差点で繰り返される。2006年撮影。
 石原区の子供たち(左)とデイリーヤマザキ弥生町店前の叩き合いに加わる石原区(右)。2008年撮影。
今のところ(2012年現在)、石原区は、この叩き合いに参加しています。

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