久喜の提燈祭り

 久喜の提燈祭りは、久喜市の八雲神社の祭礼で7月12日と7月18日に行われます。7月13日〜17日も祭期間らしいですが、特に催しはないようです。基本的に、山車は6台ですが、上清久地区から参加する山車もあるので、7台以上?が曳き廻されます。お囃子は、呼び名はわかりませんが、埼玉県東部地方独特のお囃子のような気がします。山車は、昼間は人形を飾った人形山車ですが、夕刻に下の写真のような提燈山車に組み替えられます。提燈の火はすべて蝋燭のため、組み替えの労力は大変なものと思われます。車輪は、固定式四輪のため、力ずくの方向転換が行われます。特に、夜の駅前広場に突っ込んでくるさまは、迫力たっぷりです。なお、山車は回り舞台となっているため、駅前に集合した時には、相当な勢いで回転させます。



2007年7月18日


2009年7月12日

2009年7月18日

2010年11月6日

2011年7月12日

2014年7月12日

2015年7月12日

2016年7月16日
昼間の巡行 今のところアルバムにはありませんが、久喜の山車は、昼間、人形山車として巡行されます。上鉾(鉾とは呼べないのもある)は、上下するものの、人形は固定式です。お囃子の演奏は、山車の内部で行われます。引き綱がなく、梶棒(トンボと呼ばれるらしい)にかぶりついた若衆が強引に山車を取り廻します。山車を滑らせるため、竹を敷いたりもしますが、殆ど力ずくような気がしました。なお、昼の巡行時には、舞台部分に子供が大量に乗っていたりします。また、他の祭では見られない光景ですが、山車の全面には天幕が張られます。どうも力仕事の若衆の日除けのようです。若衆のスタイルは、祭より工事現場的です(見ればわかります)。
山車人形 古川長延等の名人作の人形もあります。提燈山車に組み替えられる時に山車から降ろされ会所に飾られるようです。なお、鬼板・懸魚等の彫刻類も外され、人形と一緒に会所に飾られるようです。パンフレットには、会所の場所は、載っていなかったようです?感を頼りに探すしかないようです?
山車の組替え 昼間の巡行が終わると、人形山車は、提燈山車に組替えられます。途中まで見たことはあり、蝋燭の刺された提燈が大量に地面に置かれていた記憶はあります。火の付いた提燈を山車の周りにどうやってぶら下げるのかは大変興味があります。昼夜通しで見物できるときには、詳細に見物するつもりです。但し、会所巡りとの兼ね合いもあり難しいかも?
駅前広場への突入 夜の部のみの見物の場合、仕事帰りに足を延ばすため、駅コンコースとかの良い場所は取れず、駅前広場入口に陣取ります。この入口に結構な勢いで山車が突っ込んできます。ここでも、強引に方向転換をしながら駅前広場に突っ込みますが、曲がり切れずに、人込みに山車が突っ込んで来そうで結構恐いです。
山車の回転 久喜の山車も廻り舞台になっています。但し、他の地区の祭は、ひっかわせ等の利便性(山車が方向転換に不便なのを埋め合わせるため)が目的なのと違い、ただ、ぐるぐる廻すのが目的のように感じられます。駅前の集合の時には、結構な勢いで廻します。
山車のぶつけあい 詳細はわかりませんが、駅前の集合の時には、山車の梶棒をぶつけ合ったりするようです。位置取りの問題から見たことはありませんが、何かがぶつかるような音はよく聴きます。うまく位置取りができれば見れるかも?
昼と夜ではまったく別の祭と言ってもよく、昼夜合わせた見物をしたいところだが、日付固定の祭礼のため休日と重ならないと中々実現できない。また、山車の組替え(提燈の火入れ含む)、会所に飾られた山車人形・彫刻も是非見物したいところだ。2009年なら土日と重なるため可能かも?
※:2009年も色々な事情により昼のみの見学となりました。
久喜駅前
八雲神社
久喜の提燈祭り 動画コーナー
※:2010年11月6日は、「久喜市合併記念式典前夜祭」の見聞録なので、久喜市と合併した旧菖蒲町、栗橋町、鷲宮町の祭も参加しています。

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