鵠沼皇大神宮例祭

 鵠沼皇大神宮例祭は、藤沢市鵠沼の皇大神宮の祭礼で、8月17日に行われ、9台の湘南型山車が参加します。辻堂同様に、昇降装置の付いていない一本柱の上に人形を載せるタイプ(1台だけ、高欄部分をウインチで上下するように改造されているそうです)で、日本精工脇には、人形を上げた状態で置かれ、皇大神宮への宮入までの短い区間のみ巡行されます。お囃子は、鎌倉囃子が基本のようです。車輪は、小さな固定式の四輪で補助輪のようなものを差し入れて旋回します。人形を立てた状態の山車は、見かけ上、四層になり高さもあるため、見応えがあります。
※:山車の構造自体は、辻堂諏訪神社例大祭とほぼ同じようです。車輪以降の記述は、辻堂とまったく同じです。なお、全町内が補助輪を使用しているかどうかは、未確認です。



2007年8月17日

2008年8月17日

2012年8月17日
山車人形 参加9町山車人形を持ちますが、すべて作者不詳だそうです。見たことはありませんが、午前中には、人形が立てられ日本精工脇に置かれます。2008年は、雨模様だったため、人形は立てられず、神社内の各町山車倉に飾られました。
※:各町の人形は、2008年のアルバムをご覧下さい。
日本精工脇の勢揃い 9台の湘南型山車は、日本精工脇の道路に一直線に並べられます(上の写真参照)。これだけの山車が、直列に並んだ光景は何とも壮観で見応えがあります。
宮入 14:30頃になると、神社の参道脇に並んだ山車が、次々に宮入し自町の山車倉前に並べて行きます。このあたりの山車の取り廻しも見どころの一つです。
皇大神宮での競演 神社内の集結した9台の山車による競演は、お囃子も元気で掛け声も勇ましく、見応えたっぷりです。各山車は、自町区の山車庫前に並べられますが、どうやら、3台づつ前方にでて順番に競演するようです。この時、勢いよく回転(”ぶんまわし”と呼ばれるらしい。)されたりもします。
人形立て(下ろし) 人形立ては、早い時間に行われるようで、近場の人でないと見物が難しいかもしれませんが、人形下ろしの方は、祭礼終了後の夕刻に行われるようです。2008年は、人形下ろしまで粘る気でいましたが、雨のため、人形が立てられることすらありませんでした。
この祭は、これだけの台数の山車があるが、日本精工脇から皇大神宮までの狭い区間で行われ、出店なども神社の参道などに少々でる程度。本来なら(今のようなネットの普及がなければ)、地元の人か、よほどの祭通しか知らないような祭だろう。いろいろ事情はあるだろうが、もう少し大々的に行えないものだろうか?
※:年々、見物客が増えている?ようです。個人的感想としては、2012年は、以前より見物客が増えていたような気がしました。
皇大神宮
日本精工脇の道
鵠沼皇大神宮例祭 動画コーナー

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