川越まつり

 川越まつりは、川越氷川神社の祭礼で10月中旬の土曜・日曜に行われます。なんと、山車は、29台あります。通年は、大体10〜15台程度が参加します。山車は、江戸の雰囲気を濃厚に残すものから、現代的なものまで、まじめに分類するとかなりの種類から構成されます。お囃子は、神田囃子系ですが、複数の流派があるようです。車輪は、三輪・四輪がありますが、殆どの山車が固定式です。三輪の山車は、前輪を持ち上げて旋回します。四輪の山車は、90度曲げる場合などは、ジャッキを使用します。なお、微調整的な方向転換は、車輪にバールのようなものを噛ませて行います。始めて見た時には、固定式の山車はこうするのだと思いましたが、川越でしか見たことがありません。なお、ほとんどの山車が、回り舞台となっており、ひっかわせ・会所等に山車を向ける時などに活躍します。川越には、県指定有形民俗文化財に指定されている山車が多数あり、また、名人作の山車人形も多数残っています。川越は、町が広い上に観光地化しており、また、都心から近いこともあり埼玉県の祭では、最高の集客力を誇ります。江戸天下祭の影響もありそうですが、年々見物客が増え続け、近頃では2日間で100万人を超えるそうです。
※:下の写真は、まつり会館前を巡行中の大手町(県指定有形民俗文化財)の山車。



2007年10月20日


2008年10月18日

2008年10月19日

2009年10月17日

2009年10月18日


2010年10月16日

2010年10月17日

2011年10月16日

2012年10月20日

2013年10月19日
市役所前の山車揃い 午後1時過ぎには、市役所前に山車揃いとして多くの山車が集合します。年によって参加台数が違うため、揃う山車の数も違いますが、多くの山車が並んだところは、見応えがあります。
※:2009年は、混雑緩和のため?山車揃いは行われず、山車巡行・ひっかわせが行われました。
山車 前述の通り、川越には、県指定有形民俗文化財に指定されている山車が多数あり、山車の構造的にもさまざまなタイプの山車があります。なお、制作の新しい山車は、四輪・唐破風屋根・廻り舞台が多いようです。
山車人形 川越には、仲秀英・原舟月等の名人作の山車人形が多く残されています。山車揃い・宵山等では、鉾の上に人形が上げられます。また、その年には、参加しない町内も会所に山車人形を飾りますので(飾らない町内もあるようです?)、間近に人形を見ることができます。不参加町内の会所を探すのも川越まつりの楽しみ方の一つと思います(今のところパンフレットには、会所の場所を明示していませんので、地図と感を頼りにさがすしかありません)。
南田島の足踊り 川越の南田島の伝統芸能である足踊りは、南田島囃子連により、どこかの町内の山車上で演じられます。パンフレットには、記載があるかと思います。2007年は、川越市の山車で演じられました。なんともユーモラスで見ていて楽しい踊りです。
※:菅原町が参加する時は、菅原町道真の山車上で演じられます。
蔵の町並みと山車 市役所前の山車揃いの後は、蔵の町並みを巡行する山車の姿が見られます。この古い町並みと巡行する山車の組み合わせは、何とも絵になり、タイムスリップしたかのような気分にさせられます。やはり、時の鐘周辺は大人気で、時の鐘と山車のツーショットを狙うカメラマン他で大混雑します。
宵山 夜になると、本川越駅あたりから、札の辻あたりまでの蔵の町大通りに山車が鉾を上げた状態でずらっと並びます。提燈に火を灯した山車は、幻想的です。
ひっかわせ ここで言う”ひっかわせ”とは、夜に連雀町交差点等で次々に行われるものを指します。実は、ひっかわせ前には人込みに疲れて帰ってしまい一度も見たことはありません。
都心から近い・祭の規模が大きい・元々観光地である等、条件が揃いすぎているため、仕方ないのだが人が多すぎる。このような状態でも、歩きながら飲み食いしている人がたくさんいる。いつか、ビールでも引っかけられそうだ。
2009年は、人の数え方を変えたら75万人の人でだったそうだ。昨年よりも人出が減ったとは感じられなかったので、数え方により40〜50万人ぐらいの差があるということか??
本川越駅前
川越市役所
札の辻
時の鐘
氷川神社
川越まつり 動画コーナー
※:2008年10月4日、野田五町の新しい人形が公開されました。当日の様子は、以下の野田五町人形公開をクリックして下さい。
 
    野田五町人形公開

   

トップへ お祭見聞録へ ページの先頭へ


inserted by FC2 system