石岡のおまつり

 石岡のおまつりというと、石岡市で行われるお祭の総称のように聞こえますが、実際には、常陸國總社宮大祭の通称のようです。現在では、敬老の日を含む土・日・月曜で行われているようです。2008年のパンフレットによると、ささら山車(山車かどうかは?)1台、13台の石岡型の山車、23台の幌獅子が参加するようです(年によって、変わるかもしれません)。石岡型の山車で演奏されるお囃子は、石岡囃子と言われ、状況によって、演奏される曲目は異なるようです。また、幌獅子内でも専用のお囃子が演奏されますが、こちらは、太鼓を主体としたものと感じられました。石岡型山車の車輪は、固定式の小さめな四輪(板車)で、基本的には、山車内に差し込んだ梶棒(材木状のもの)により強引に取り廻されます(中には、可動式車輪を持つ山車もあり)。山車あり幌獅子ありの楽しい祭です。



2007年9月15日

2008年9月13日

2009年9月20日

2010年9月19日

2011年9月19日

2012年9月15日
石岡型山車 石岡型の山車は、何種類かに分類できそうですが、パンフレットによると「屋根のない二層〜三層建てで、一層が高欄と呼ばれる手すりを巡らせた舞台になっています。・・・」だそうです。長胴太鼓・締め太鼓は、山車の右側面に付けられているため、舞台が広く使え、上の写真のように二人・三人踊りが可能です。やはり、屋根(欄間)がなく、舞台が広く使えるのが最大の特徴のようです。
山車人形 見た目、新しい人形が多いような気がしますが、中には、原舟月(中町:日本武尊)、古川長延(金丸町:弁財天)等の名人作の人形もあります。金丸町では、レプリカの人形まであります。
※:金丸町は、状況により、どちらの人形を載せるか決めているようです。2008年初日は、天気に恵まれたため、山車には、本物が、会所には、レプリカが飾り置きされていました。
幌獅子 幌獅子は、説明が難しいのですが、西部劇の幌馬車の前が大きな獅子頭を被った人と言った感じでしょうか。幌の部分は、運行しやすいように、ゴムタイヤの車輪に前後にキャスター的補助輪が付くのが大体のスタイルのようです(中には、昔ながらの車輪もあり)。また、前述のように幌獅子の中でもお囃子が演奏されます。獅子頭が重いため、獅子舞を演じる人は次々と入れ変わるようです。
踊り 前述のように、山車の舞台が広く使えるため、どこの町内も二人以上で踊っていることが多いようです。2007年のパンフレットでは、8人(8匹)の狐が山車の上に乗っている(全部が、舞台ではないが・・・)写真が表紙になっていました。
山車の勢揃い 祭初日(神幸祭)には、供奉行列を迎えるためか、交通規制されている道上に参加山車が一列に並びます。このため、街道を歩くだけで参加山車全部を見ることができ、初日昼間の一番の見どころです。今のところ初日しか見物したことがないため、祭中日・最終日はこのように並ぶかは定かではありません。最終日は、還幸祭の供奉行列があるため、同じように並ぶようなきがします。
※:2007年は、駅前通りに並び、2008年は、中町通り並び、移動して香丸通りに並びました。
供奉行列 ささら山車を先頭とした供奉行列は、お馴染みの猿田彦・神輿などで構成されます(行列の並びは、パンフレットに紹介されています)。行列の最後に延々と続く幌獅子の巡行は壮観です。なお、ささらの直後にも露祓獅子として2台程の幌獅子が続きます。
町中を歩いていると、「やっぱり祭は、獅子だよ!」といった地元の人と思える会話が聞こえた。石岡の人にとっては、山車より獅子なのだろうか?ところで、パンフレットに載っている8人(8匹)狐は、いったい何時どこで見られるのだろう??来年は、観光協会にでも聞いてから見物日を決めて見ようかな。
駅前通り交差点
常陸國總社宮
石岡のおまつり 動画コーナー

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