荒川区山車竣功報告祭・お披露目巡行
2012年6月17日

当日の最高気温:30.5℃

 戦後まもなく(昭和22年)、地元の大室木工所で制作された先代荒川区の屋台。特徴的な大國主命や因幡の白兎の彫刻。横綱土俵入の見返り幕等。うちわ祭好きを長年に渡って楽しませてきた・・・。その先代屋台も長年の踏切越えや広い町内の長時間巡行等のダメージにより、引退する(一時的かもしれないが)ことになり、新山車が建造されることになりました。以前より、それなりの情報は入っていましたが、いよいよ山車が熊谷入り。6月17日、山車竣功報告祭とお披露目巡行が行われました。
 浅野太鼓さんにより制作された新山車は、荒川区の特徴でもある大きな撥捌きが可能な広い囃子場を持ち、精緻な彫刻・彫金に彩られており、地元熊谷の人形師である長野屋さんにより制作された人形・幕類も素晴らしく、何とも、豪華なものとなりました。
 所々で近年制作された新山車・屋台を見てきましたが、取り敢えず、骨組み等を制作し、後年、彫刻等を追加していくような物が多く、いきなり、これだけの物が制作されたということは、荒川区だけにとどまらず、熊谷の誇りと言っても過言ではありません。

9:55〜10:09撮影
式典の始まる10時少し前に荒川区会所前へ。今まで見てきたお披露目程度と思っていたが、思いの外、見物人も多く、また、関係者(他の町区等)も多数。新たに制作された山車も大きいが式典の規模も大きいようだ。
側面→正面(テントで上の方しか見えない)→後面の順に写真が切り替わります。

10:11撮影
宮司さんによる御祓いの様子。新山車の四方に回り執り行われた。

10:15撮影(裏絵 10:14撮影)
陸橋に登り人形を撮影。おそらく、こんな高さから山車を撮影可能なのは、ここぐらいだろう。但し、本祭の時に人形を上げた状態で飾り置くかどうかはわからないが・・・。
※:マウスポインタを写真に合わせると人形の後ろ側の写真が表示されます。

10:39撮影
一通り神事が終わり、お囃子が行われた。なお、浅野太鼓さんの敷地で叩いているので、熊谷でのお囃子は、始めてと思われる。
お囃子の様子は、YouTubeにUPしてあります。以下をクリックすると動画が再生されます。
お囃子の様子

11:26撮影
その後、来賓の挨拶等(確かそんな感じだったようだ。)が行われ、再度、お囃子が行われた。

11:31撮影
後方から撮影。この写真だと見返り幕の龍が立体的なのがわかりやすいと思う。

11:47撮影
一通り、式典が終わった後、左右の脇障子を撮影。おそらく大國主命の物語なのだろう。囃子場の勾欄の影になりわかりづらいが、右脇障子には、兎の彫刻も施されている。
右脇障子→左脇障子の順に写真が切り替わります。

13:57撮影
とある某所で、いつものようなメンバーで、いつものように飲み食いしていたら、随分時間が過ぎていた。当然、巡行は始まっており定位置前には何もいない。お囃子の音を頼りに山車を探す。もちろん、簡単に発見。巡行には、お囃子会の子供達も参加していた。本祭中の町内巡行でも、町内によっては、ごく少ない人数で山車・屋台を曳いているような場面も見受けられるが、範囲が広く、人口が多い荒川区では、引き綱もよく見えないぐらい。最も、管理人が子供の頃には、どこの町内もこんな感じだったのだろう。休憩中にもらえるアイスだのコーヒー牛乳などが何とも楽しみだったものだ。

14:03撮影(裏絵 14:07撮影)
巡行中の一コマ。荒川区は、地区内ではなく、大体、線路を超えてから見るので、このように町内巡行を見ることは今まで殆どなかったと思う。去年までは、先代の屋台がこのあたりも巡行していたのだろう。
※:マウスポインタを写真に合わせると山車を後から撮影した写真が表示されます。

14:12撮影
アンダーパスを背に、荒川方面に向かう。歩道には紫陽花が咲いていたので、このような写真を撮影。これも特別イベントならでは。

14:25撮影
山車は、ポイントポイントで巡行を止めて、鉾・人形を上げるようだ。巡行中は、お囃子会の子供たちがお囃子を担当していたが、山車を停止して人形を上げた時は、祇園会に入れ替わっていた。
ここでのお囃子の様子は、YouTubeにUPしてあります。以下をクリックすると動画が再生されます。
巡行休憩中のお囃子

14:29撮影
高々と上げられた大國主命。バックルの獅噛みも格好よい。実は、納品前で実際には完成していない?ような話も聞いたが・・・。
なお、この写真には、幟が写っていないので、巡行再開に向けて、人形を降ろす直前だったようだ。

14:35撮影
さあ、巡行再開。実は、この辺りで別の用事のため、一旦離脱。

16:02撮影
さあ、用事を済ませ巡行へ復帰するべく山車を探すことに・・・。取り敢えず、定位置あたりにつくと、お囃子が聴こえる。またまた、大した苦労もせずに山車を発見。

16:30撮影
やがて、山車は、荒川神社前に到着。どうやら、ここが、人形を上げる最終ポイントのようだ。

16:40撮影
やがて、神社(荒川)方面へ向けて、人形が上げられた。荒川神社(見晴公園)の敷地にこれほど人がいることは、めったにないことだろう。
荒川神社前でのお囃子の様子は、YouTubeにUPしてあります。以下をクリックすると動画が再生されます。
荒川神社前

17:17撮影
5時も過ぎ、4時間以上に及ぶお披露目巡行も、ようやく、終盤。粋な女性陣に先導された山車は、大通りを横断し、高崎線・秩父線の線路方面へ。

17:30撮影
山車は、線路脇の道路を通り、定位置へ向かう。長旅もようやく終わりだ。

17:41撮影
定位置の山車庫前(まだ、屋台庫と書かれていたらしいが・・・)に戻り、提燈にも灯が入れられた。お囃子も祇園会の人たちに入れ代わり、通常のお囃子からおさめ囃子へ。
おさめ囃子様子は、YouTubeにUPしてあります。以下をクリックすると動画が再生されます。
山車庫前おさめ囃子

18:08撮影
さて、山車は、本祭まで山車庫へ。人形は、鉾から釣り上げられて降ろされた。どうやら、一旦、自宅?に帰って最終的な調整が行われるそうだ。この後、山車は慎重に山車庫へ納められた。 

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